家族 “最初に会う人たち”

投稿者: | 2018年4月13日

こんにちは、你好!大家好!Hi Everyone ! 臨床心理士の初田美紀子です。
今回は、家族について、家族がどうしてそんなに大事なのかをお話します。

家族とは

人によって定義が異なります。ここでは「家族=社会の最小単位」と定義し、一番小さな社会的集団である家族が自分の成長と現在の自分に一体どのような影響を与えてきたのか考えてみたいと思います。

家族 “最初に会う人たち”

心理学では、人は重要他者より大きな影響を受けて成長していくとされています。つまり、人は誰でもとても大事な人のお世話を受けて、自分という存在が他の人と異なることを学び、自分と他者は別の存在だという認識を持つことができるようになります。「自分」という存在の認識は、最初にお世話をしてくれる人との関係の中で育つのです。

誰でも誰かの世話を受けて、人は初めて人として育っていくのです。そして、その営みによって、人としての大事な感情や、人間関係の方法やパターンも育まれていきます。だからこそ、家族という存在は、人が生まれてきて成長していく上で、大きな大きな影響を与えている存在なのですね。
良くも悪くも【大きな影響】です。

セルフチェックのススメ

皆さんの自己の捉え方について、以下のセルフチェックをしてみて下さい。

  1.  自分が一番影響を受けてきた家族メンバーはだれですか?
  2.  自分が生まれた家族を、どう思っていますか?
  3.  現在一緒にいる家族を、どう思っていますか?
  4.  家族を「安全な場所」と思えますか?

これらを少し考えてみることで、現在の自分自身にある傾向やパターンに気付けることがあります。家族メンバーの中で、強い感情を抱く人からは紛れもなく影響を受けているはずです。人間関係様式は、家族、特に両親(保護者)より学んできています。現在起きている問題は、必ずといっていいほど、両親から受けた影響に大きく起因しています。自分と両親の深く横たわっている問題や事がらは、現在のあなたの環境や人間関係にも影響を与えていることが感じられると思います。つまり、お子さんがおられる方は、子育てのやり方やあり方も無意識に踏襲していることがあるかもしれません。

人が育つ上では、家族が「安全な場所」と思えることが何よりも大事なことです。なぜならば、安全感があることで人を信じる力が生まれます。その後の人生においても、他者とより良い関係を築くことができるようになるからです。

縁があって結ばれている家族。

せっかくの縁を可能な限り肯定的に捉え、向き合って暮らせたら幸せです。まずは、自己点検のためにも、家族に対する自分の捉え方を、少し感じてみてください。

肯定的に捉えられる方は、そのまま現在の家族にも好循環を!
否定的に感じられる方は、自分を責めない。
否定的に感じられた自分そのものを許して、褒めてあげてください。がんばってやってきたのですから。

だれもが影響を与えられてきた「家族(重要他者)」。そして影響を与えている「家族(重要他者)」です。どんな人も一人ではない証なのです。