移動する「家族」 “Families” on the move

投稿者: | 2018年4月16日

こんにちは、你好!大家好!Hi Everyone ! 臨床心理士の初田美紀子です。
本日はTCK News! No.1 作品紹介です。

移動する「家族」 ”Families” on the move

【作品紹介】 移住と家族をめぐる民族誌的ドキュメンタリー

世界で国境を越えて移住する人びとが増加し続けています。異国の地に移動した人びとは、母国や他国で暮らす「家族」と国境をまたがるトランスナショナルな交流を続けます。本作は、「トランスナショナルな生活世界」を生きる彼/彼女の経験を映像で描き出すことを目的としています。5人の協力者それぞれに1年間に渡る調査を実施し、彼/彼女と協働して映像作品を制作しました。「家族」とは何か。「家族」になるため、「家族」であるために必要なことは何か。移住と家族をめぐる5つの物語を通して考える作品です。

移動する家族

 

【監督紹介】 大橋香奈 Kana Ohashi さん

慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 後期博士課程在籍(博士候補)。女子美術大学非常勤講師。サントリーホールディングス株式会社に5年半勤務し、健康食品のマーケティングに従事。退職後、フィンランドでの活動を経て、英国のMet Film Schoolドキュメンタリーフィルム制作プログラム修了。国内外で20回の引っ越しを経験し、「移住」の経験と「家族」のあり方に興味を持つようになられた。博士研究として、国境を越えて移住した人びとが、どのように母国(あるいは他国)にいる「家族」とのつながりを維持しているのか、映像を用いて調査研究を進めてこられた。

上映会/4月15日(日)@あーすぷらざ5F映像ホールより

この作品をつうじて感じたこと・・・

5つの独立した物語のオムニバス形式の作品です。香港出身カナダ人、ネパール人の男性、イギリス人の若者、ペルーから来日した女性、日本人で日本に住む男性のお話を海を越えた自分、または海を越えて行って離れた家族をもつ当人として、微妙に異なる切り口から「家族」「移住」を深く考えさせてくれる作品でした。

32分と映像からは、登場人物がもっと長く語ってくれたような深い内容であり、その多様性をまざまざと抉る真実味とともに、人生をエンジョイすること自体の素晴らしさやかけがえない営みを思い出させてもらえるものでした。なんとも言えないノスタルジックな気分にもさせられました。それは、この作品がTCK当事者の自分を刺激するから・・・とさえ感じます。わたしの捉え方のみならず、多文化背景や度重なる移動を経験された方ならば、きっと多くの捉え方ができる素敵な作品です。

今後の上映会企画中!

この作品を鑑賞できる新たな上映会を企画中です。昨日、上映会終了後、監督の大橋さんとお話させていただきました。とても気さくな方で、「このフィルムを1000人の皆様に観ていただくことが目標です!」と発せられた言葉に、即反応したわたしです♡。大橋さんの移住や家族に対する想いを語っていただけると嬉しいですが、作品の感じ方を参加者と共有し、その感想自体の多様性も感じられることをが目的です。来場した皆さんご自身が、多文化ユースや自分自身、そして移住・家族にどのように向き合って進んでいけば良いのかを考えたり、掴める糸口にできたら幸いです。

◆上映会日:2018年7月21日(土)
場所&時間:都内(詳細後日決定)
参加費 : 無料

詳細が決定しましたら、このブログやFBでご案内します。久しぶりに、こころを洗ってくれるような爽やかな気もちにさせられました。それを、さらに多くの皆さんに届けられますように上映会を企画中です。お楽しみに!

参考HP:http://yutakana.org/fotm/